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出戻りぬるゲーマー。気の向くままに手を出しつつ、のんびりらくがきや二次創作漫画描いたりしています。
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DFFオペラオムニア楽しくプレイ中。WoLさんかっこいいしエッジにエースにマッシュに好きキャラが次々参戦して嬉しい限り。
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FF零式:第一章感想

第一章シナリオ感想をつらつらと。
いやぁ、重かったつらかった…。なんべんも言ってしまいますが、冒頭ムービーの戦争戦闘シーンの描写がね、なかなかに容赦なくえげつなかった、と感じたもんで。最近のゲームはこんな感じなのか分かりませんが、とにかく自分には衝撃でした。


クリスタルの力を源に魔法の恩恵を受けている国に、突如機械や近代兵器を武器とする国が侵攻してきて。当然魔法の力で応戦する訳だけど、そのクリスタルの力の供給ルートを近代兵器の力で遮断するという作戦を打たれてしまい。戦う術も身を守る術も全部奪われて、完全武装した敵兵達に容赦なく殺されていくんですよ。為す術もなく。どれだけの絶望だろうと。
しかし侵攻側の立場からすると、厄介極まりない魔法力の源を絶つ、というのは非常に的確な戦略で、実際それが成功して形成は俄然有利になるんですよね。プレイヤーとしては被侵攻側なので、これが痛いところ突かれたなぁと憎たらしくなるんですが、これといった打開策は見出だない。彼らの銃撃の餌食になるしかないという。その場面が非情で、逃げ惑う味方がガンガン殺されてく様が見ていてとてもつらかったです。
殺戮シーンが精密ムービーでよりえげつなく見える上に、こういう戦略面の描写も相俟って、深刻な戦争状態にあるのだなぁというのが否が応でも伝わってくる入りでしたね。逃げ出したくなる重苦しさでした…。

そこに一筋の光のように現れたのが、クリスタルを封じられても何故か魔法が使える0組の面々という。突破口を見出す最後の希望として、彼らを遮断兵器破壊の為の特殊部隊として送り込む――というのが物語の始まりです。
そこに至る直前に、その0組の一人エースに何かを届ける為瀕死の重傷を負いながらも必死に戦場を駆けずり回る青年がいて。最後何とか任務は果たすものの力尽き、エースに自らの望みやら何やらも含め託して死んでいった姿がまた、見ててキツいもんがありました。
瀕死状態で最期に願いを果たせた安堵感、の後に襲い来る死の恐怖。今際の際で「死にたくない…」と嗚咽する若き青年、てのもつらいのに、この世界では死んだら人々の記憶から消えるっていう設定を後から知り…ちょっとそれつらすぎんよ…。
まだ成年になったかどうかの若者がさ、自分の命が尽きたら自分の存在に対する記憶ごとこの世から消え去ってしまうと悟ってさ、つらくてこわくて嫌だって泣きじゃくるの。けど死はもうそこまできてるの。死んだら自分の名前は、もう思い出してもらえなくなるのよ。そう考えるときつくてね…。
クイーンが彼の前で「もう、無理ですね」って言い放ったの、最初見た時はちょおキツい事言うなぁとびっくりしたもんですが、死者の記憶を失うという設定を見るとそのくらい「死」って現象に対してドライなのも珍しくないのかもしれないですね。寧ろそういう意味では、それをつらいものだと受け止めるエースやマキナの方が、感受性が高い子だという感覚もあるのかも。


てな感じで、のっけから精神的に堪える展開でした。
戦争描写の強烈さもさる事ながら、この凄惨な目に遭うのが10代後半かいっても20歳前後の若者達、というのが、自分が重い気持ちになる大きな要因かもしれないです。
多分自分が登場人物らと同年代の頃なら、やっぱり衝撃は受けたでしょうけど、もう少し心のどこかに「こういう世界の話なんだ」って俯瞰的感覚を持てた気もするんですよね。年を重ねた今の方が、寧ろこの手の重みを流し切れなくなった気がする。フィクションの世界なのは承知の上で、でも10代20代のキャラがこんな目に遭ってる姿を見ると、何かもうつらいなって感情が先に立つんですよねぇ。
物語を追いかけるっていうのは案外体力がいるものなのかもなぁ、とかふと感じたりもしました。高い感受性なりの柔軟性や回復力があったんだろなぁ。


なんて、最後は年寄りのぼやきみたいになっちゃいましたが。
とにかくそんな感じで衝撃的な始まりでしたけど、何とかクリアして魔導院復活したらちょっと学生らしい明るい描写が出てきたりして、心も少し回復してきましたよー!
任務当日に非常事態サイレンが鳴り響いてるのが戦時中なの感じさせたり、やっぱり重苦しさは拭えないですけど、つかの間の安らぎを楽しんでいきたい…です…。出来たら幸せになってほしい…。

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